おかげさまで、金剛産業は2020年10月15日に、創業60周年を迎えました。
日頃よりご愛顧を賜る皆様には、心より感謝申し上げます。
今後も皆様の信頼にお応えできるよう、誠心誠意努力してまいります。
金剛産業は1960年の創業以来、日本に初めてオーバードアーを紹介した先駆者として、お客様のニーズにお応え続けてまいりました。金剛が歩んだ半世紀は、これまでのどの時代よりも変化と成長に富んだ時代でしたが、社会基盤の一端を支える使命と責任感をお客様と分かち合い、ともに歩んで来られたことは私たちの大きな誇りです。こうして培われた技術力を背景とした製品は、今や産業分野のみならず、一般のご家庭へとご利用の場が広がっています。
日本語では“金剛”は、とても強くて破れないものを意味し、仏教では煩悩を打ち破る智徳を意味します。私たちは常に強固なフロンティア・スピリットを胸に抱き、持てる叡智を結集して、真摯なモノづくりに挑み続けます。
代表取締役社長 佐土原 剛
私たちは、「誠意」と「創意」、それを支える「勢意」を誇りとし、
豊かな未来社会の実現に貢献します。
「金剛」とは、ダイヤモンドのこと。磨けば磨くほど光ります。当社は創業より堅実に本業のみを磨き続けてきたおかげで、厳しい時期を生き残り、今輝きを放つことができています。
創業者の方針である「堅実であること」を受け継ぎ、さらに一歩進めて「誠意」「創意」「勢意」を経営理念としています。
「誠意」とは誠実で真面目であること、「創意」とは創造する喜び、そして「勢意」は意気軒昂にという意味です。この理念は深く社員に根付いており、過去の実績や信用、品質、そしてアフターサービスといったハードとソフトの両面で、お客様からの信頼や期待に応えられるよう心がけています。
この理念の下、社員が一丸となって、さらに新しく付加価値の高い製品の創造に励んでいます。それがひいては、豊かで幸せな未来社会の実現につながると信じています。そして、今までに培ってきた技術力と提案力を融合して、今後成長が期待されるアジアのマーケットにもチャレンジしていきたいと考えています。
お客様のご要望にお応えするため、何度でも、あきらめず、納得するまで挑戦し続ける──。それが、金剛産業のモノづくりに対するこだわりです。
より良い製品を生み出すための努力は決して惜しみません。失敗を恐れず、新たなことに果敢にチャレンジする気持ちを持ち続けるのが、パイオニアとして業界をリードしてきた者の責任だと考えるからです。
私たちのモノづくりは、お客様の声=“ニーズ”に耳を傾けることから始まります。お客様が私たちの製品に求めていること、期待していることを、開発のための貴重な情報源として社内に集中させ、吟味し、新製品づくりのコンセプトを決定します。
開発にあたっては製品ごとにプロジェクトチームを組み、営業、設計、製造、施工、資材調達などの専門スタッフが議論を繰り返し、プランを何度も練りながら高付加価値の製品をつくり上げていきます。また、製品開発とは別に素材研究や基礎研究など次世代の製品開発=“シーズ”の製品化につながる研究を専門に行う部門もあります。直近のお客様のニーズにお応えしながら、次世代のシーズの製品化にも備える。いわば“二段構え”のフォーメーションこそが、金剛産業の強みだといえるでしょう。
安全性、耐久性、防災対策…お客様のニーズは複雑化、多様化、高度化しています。日夜繰り返される開発・設計プロセスの中で培われた高い技術力を生かし、私たちはこれからも、七転八起の精神で、お客様のあらゆるニーズにお応えし、新しい製品を創造し続けていきます。